2013年6月3日月曜日

ぶんぶんぶるるん















「ぶんぶんぶるるん」(バイロン・バートン/作 てじまゆうすけ/訳 ほるぷ出版 1975)

ぶんぶんぶるるんと、ミツバチが飛んできて、牡ウシをちくりと刺しました。牡ウシは跳ねまわり、おかげで牝ウシはご機嫌ななめ。ミルクしぼりのおばさんを、ミルクと一緒に蹴飛ばしました。

蹴飛ばされたおばさんは、怒っておじさんに八つ当たり。いらいらしたおじさんは、ラバのお尻をひっぱたき、ラバはヤギの家を蹴りこわして──。

どんどん話がつながっていく絵本です。絵は、黒い描線にはっきりした色がつけられた、遠目のきくもの。このあと、ヤギ、イヌ、ガチョウ、ネコ、小鳥と続き、最後にまたミツバチにもどります。みんなの不満がどんどんつながっていくさまをえがいた、ユーモラスな一冊です。小学校低学年向き。

0 件のコメント:

コメントを投稿