「おはようのほん」(マーガレット・ワイズ・ブラウン/文 ジャン・シャロー/絵 谷川俊太郎/訳 童話館出版 1997)
《よが あけます。おつきさまが しずみます。
あけのみょうじょうが あかるく かがやきます──
はれやかな あさのほし
ひがしのほうから とつぜん
ひとすじのひかりが さします。
うみにつきだした がけは
きらきらと こがねいろ。
おひさまが のぼりました
きぎのみどりを そめて。》
「おやすみなさいのほん」の姉妹編です。絵は、色鉛筆でえがかれたものでしょうか。かたちのしっかりした、彫刻的な絵柄です。このあと、オンドリが時をつくり、小鳥たちがさえずり、お日様は子馬や、リスや、ヒツジを次々に起こしていきます。最後のページの絵が大変印象的。まさに目のさめる一冊となっています。小学校低学年向き。
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