2012年6月26日火曜日

三びきのこぶた











「三びきのこぶた」(瀬田貞二/訳 山田三郎/絵 福音館書店 1967)

昔、あるところにお母さんブタと3匹の子ブタがいました。お母さんブタは貧乏で、子どもたちを育てきれなくなり、自分で暮らしていくように3匹をよそへだしました。最初にでかけた子ブタは、わら束をかついだひとに出会いました。「どうかそのわら束をくださいな。家を建てるんですから」。子ブタはわらの家を建てました。すると、まもなくオオカミがやってきました。

オオカミは、子ブタがなかに入れてくれないというので、「ふうふうのふうで、この家吹き飛ばしちまうぞ」といって、家を吹き飛ばし、子ブタを食べてしまいます。2番目の子ぶたは、木の枝で家を建てるのですが、やっぱりオオカミに食べられてしまいます。そこで、3番目の子ブタはレンガで家を建て──。

ご存知、イギリスの昔話「3匹の子ブタ」をもとにした絵本です。文章はタテ書き。このあと、レンガの家が吹き飛ばせないので、オオカミは「あした6時にカブをとりにいこう」と、子ブタを誘います。そこで、子ブタは5時に起き、ひと足先にカブをとってしまい…とお話は続きます。お話会などでよく使われる、すでに定評のある一冊です。小学校低学年向き。

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