2012年1月11日水曜日

はしって! アレン











「はしって! アレン」(市川里美/絵 クライド=ロバート=ブラ/文 舟崎靖子/訳 偕成社 1980)

アレンには、姉さんがひとりと兄さんが2人いました。姉さんはジェニー、上の兄さんはマイク、下の兄さんはハワードといいました。末っ子のアレンは、ママにいつも、「姉さんや兄さんったちと一緒にいるのよ」といわれていました。でも、ジェニーとマイクとハワードは、アレンが追いつくと、「いそいでアレン、ほら走って」といって、またすぐ走りだしてしまいました。

ある日、アイスクリームがただで食べられるという噂を聞いたみんなは、アイスクリーム売りめざしてかけだします。それから、手紙をだしにいくお年寄りのフェザーさんをみつけると、お手伝いをしにかけだします。動物園から逃げたサルが木にいると聞いて、またかけだします。そのたびに、アレンは「ほら、走って!」といわれるのですが──。

絵は、ていねいにえがかれた水彩。子どもたちの姿が生き生きとえがかれています。このあと、公園を走っていて転んでしまったアレンは、草の上が気持ちよく、そのまま寝転んでしまいます。空を見上げると、雲がいろいろな形に変わっていきます。お姉ちゃんやお兄ちゃんたちがきても、アレンは起き上がろうとしません。そこで、アレンの真似をして寝転んでみると、それがなかなか楽しくて…とお話は続きます。お姉ちゃんたちのあとを追うばかりだった末っ子のアレンが、寝転ぶ楽しさをお姉ちゃんたちに教えます。小学校低学年向き。

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