2012年1月12日木曜日

ピーターの自転車

「ピーターの自転車」(ヴァージニア・アレン・イェンセン/文 イブ・スパン・オルセン/絵 木村由利子/訳 文化出版局 1980)

6歳の誕生日に、ピーターは自転車をもらいました。でも、ピーターはまだ自転車に乗れません。自転車をさかさにして、手でペダルをまわしていると、牛乳屋さんが声をかけてきました。「でんぐりピーターは、昔むかしの自転車で、前の輪は大きく、後ろの輪は小さくて、走るときは大きい輪の上に乗っかるんだ。ひいじいさんは、その自転車に乗るときに、はしごを使ったんだって。それでも、しょっちゅう落ちるものだから、大きな男のひと2人に支えてもらわなきゃならなかった」

さて、ピーターは自転車を押して、妹のリサと一緒にお母さんの買いものについていきます。すると、ピーターがまだ自転車に乗れないと知ったチーズ屋さんは、ペダルがなくて、地面を蹴って進む自転車を教えてくれます。でも、ピーターは自転車にまたがると、足が地面にとどきません。それから、肉屋さんは、さまざまなハンドルについて、八百屋さんは三輪自転車や輪タクについて、乾物屋さんは、ハンドルをうごかすと前輪がまわる自転車について教えてくれます──。

さまざまな自転車が紹介される、いささかマニアックな絵本です。このあと、ピーターの友だちが、誕生祝いにあつまってきます。友だちのなかでピーターだけ自転車に乗れないので、バカにされやしないかとピーターは心配するのですが、でんぐりピーターごっこをすることで切り抜けます。そして、ピーターは仕事から帰ってきたお父さんに自転車の乗りかたを教わります。ピーターの気持ちが書かれていることで、きちんと読物絵本になっています。小学校中学年向き。

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