2011年6月29日水曜日

ママ、ママ、おなかがいたいよ










「ママ、ママ、おなかがいたいよ」(レミー・チャーリップ/文 バートン・サプリー/文 レミー・チャーリップ/絵 つぼいいくみ/訳 福音館書店 1981)

「ママ、ママ、おなかが痛いよ」と、ぼうやが訴えました。ママはすぐ電話でお医者さんを呼び、お医者さんはすぐ馬車で駆けつけました。丸まると太った、顔が真っ青のぼうやをお医者さんは病院につれていき、おなかになにが入っているのかをしらべてみると──。

ぼうやのお腹のなかからは、りんごやボールやバースデーケーキなどが次つぎとあらわれます。

絵は影絵のようにシルエットで表現され、ぼうやのお腹からでてきたものは着色されています。お腹からでてきたものは、スパゲッティにソーセージ、釣り竿にヒラメ、お茶の入ったポットにカップにクッキー、ウサギに帽子、靴とブーツ、そのほかいろいろ。だんだんエスカレートしていくさまが楽しいです。チャーリップは「よかったねネッドくん」の作者として高名です。小学校低学年向き。

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