2011年3月23日水曜日

とこちゃんはどこ














「とこちゃんはどこ」(松岡享子/作 加古里子/絵 福音館書店 1970)

とこちゃんは、おばあちゃんからもらった赤い帽子が気に入って、どこへいくときもかぶっていきます。ある日、とこちゃんはお母さんと一緒に市場にいきました。お母さんが、ばったり会ったお友だちとおしゃべりしていると、とこちゃんはとことこ駆けだして、どこかにいってしまいました。一体どこへいってしまったのでしょう──。

見開きいっぱいに描かれたひとごみのなかから、とこちゃんをさがしだす──という絵本です。「ミッケ」「ウォーリーをさがせ」に似た絵本だといえばわかりやすいでしょうか。ただ、本書のほうは多少お話があります。また、先の2作よりは簡単です。見開きの場面は、大勢のひとたちがいきいきとえがかれていて、見所がたくさんあります。「ミッケ」がまだむつかしい子も、「とこちゃん」なら楽しめるかもしれません。小学校低学年向き。

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