2009年11月11日水曜日

ねずみの歯いしゃさんアフリカへいく












「ねずみの歯いしゃさんアフリカへいく」(ウィリアム・スタイグ/作 木坂涼/訳 セーラー出版 1995)

ねずみのソト先生は、腕のいい歯医者さんです。ある日、ソト先生のもとに一通の電報が届きました。「ニシアフリカ ダブワンヘ コラレタシ ムシバノ ゾウ タスケテ」 ソト先生と奥さんのデボラさんは、さっそく船に乗り、西アフリカのダブワンにむかいました。

さて、ダブワンに着いたソト先生は、虫歯のためろくにものを食べられないゾウのムタンボの治療をはじめます。でも、ムタンボは痛がって、地ひびきのような悲鳴をあげるので、なかなか進みません。しかも、治療を途中で切り上げたその晩、ソト先生は何者かにさらわれてしまいます――。

「歯いしゃのチュー先生」の続編。でも、前作と出版社や訳者がちがうためか、こちらではソト先生と呼ばれています。ちなみに、「歯いしゃのチュー先生」の原題は「DOCTOR DE SOTO」。この本の原題は「DOCTOR DE SOTO GOES TO AFRICA」です。

ところで、虫歯の治療中、ゾウはどんな顔をするのでしょう。それをちょっと想像してから読んでみると面白いです。スタイグのえがく、治療中のゾウの表情には、だれもが納得することでしょう。小学校低学年向き

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